2011年12月22日木曜日

おもてなしの季節

12月も半ばを過ぎて、すっかり冬模様。
庭の紅葉も深紅に燃えています。

何かと気忙しい12月。クリスマスが終わるとあっという間に年末になってしまいます。あれもこれもしなくてはならない事ばかり・・・。そんな時こそ、ちょっと立ち止まって気持ちに余裕を持たせませんか?お世話になったあの方に、可愛い小物はいかがですか。また、年賀のご挨拶にちょっと洒落た器をひとつ贈るのも良いものです。
今年の終わりは、そんな小粋なものをご紹介いたします。


●藤ノ木土平作
朝鮮唐津焼のカップ&ソーサー11500円
  カップ径8.5cm
●新美吉昭作
チョコレートが似合う粉引の小皿3670円
  径11cm
●田中道子作
大島紡のティマット1200円
大島紡のコースター600円



●新井倫彦作
鉄釉のラインが都会的な茶碗2100円
径8cm×高7cm
●松浦武利作
横に一口のお菓子を乗せるとお洒落
ケヤキ無垢のティマット1575円
横18cm ×縦12cm(約)







●馬場浩二作
粉引しのぎポット6300円
  径9cm×高12cm
●田中道子作
手編みポットコースター800円  17cm角










●新美吉昭作
粉吹皿 15750円  径20cm
●松浦武利作
木無垢ランチョンマット 6500円
横38cm×縦27cm

●ア・ラ・ターブル作
            ナプキン&金彩紐編リング 900円
ナプキン&紫彩紐編リング 800円              







●藤ノ木土平作
唐津コーヒーカップ 径8cm×高7cm
11550円
●田中道子作
紬ティマット 1200円
紬コースター 600円







●田中道子作
紬バッグ 3000円 
横42cm×深18cm×幅14cm
絹布は軽くてコンパクトに
                              たためるので、バッグに入れ
                              ておくと何かと便利。





冬枯れの葦の中
小春日和の陽に道祖神が
気持ち良さそうです。

2011年12月8日木曜日

何かと気忙しい師走の季節

道祖神の脇に秋の深まりを伝える
ツワブキの花が咲きます。
どことなく和やかな気分にさせてくれます。

下重暁子さんを迎えて
その日は、嵐のような風と雨が吹きなぐり、「私は晴れ女なのに、今日はこんな天気でよっぽどの雨女がいらっしゃるのね!!」という下重さんの一声から、お話会は始まりました。
今年で75歳になられた下重さん。
説得力あるお話に魅了されました。
そんな雨の中、多くの方々が参加してくださり、下重さんのお話を熱心に聞き入ります。当ギャラリーの設えに感動してくださった下重さん、まずは日本家屋の素晴らしさを解説。そして、継承する人が少なくなった日本の工芸をこれからも続けていく難しさを語ってくださいました。
そんな中で、「本当に良いものだけを身近かに置く喜びが、生きる楽しみにつながる」という事、その美意識を磨かなくてはならない事を説いてくださいます。ゆえにダンシャリがちょっとしたブームのこの時期に、何ひとつ捨てるものは無い・・・と言い切る下重さん。そんなブレない暮らしに、皆さんからはため息が。
その生き方から、今は「死ぬ時」を考えていらっしゃり、50代になったら、「考えなくてはいけない!!」そうです。人は自分の死に方を念じれば、その通りになるそうです。
この世に生まれ、大人になるに従って人は自分に責任を持って生きる。自分を信じられるように努力をしていく、それは「死」という最後の場面までをも責任を持つ事となるのでしょう。
人生の先輩に、生きる中での暮らしの本質を分かりやすく教えていただいた一日でした。


〈12月セミナー中止のお詫び〉
12月17日に予定していましたセミナー「盆庭でお正月飾り」は、作家・石川さんの体調不良のため中止とさせていただきます。期待されていた皆さんには、心よりお詫びいたします。
石川さんは、来春に「山里の春」というテーマで改めてセミナーを実施してくださるという事ですので、その時をお楽しみにお待ちください。


温かいお茶を楽しむ心の余裕を